コラム

【札幌 弁護士コラム】気位が高くなれば、価格も高くなる

今日はこれから東京への出張です。

朝から吹雪いていたので少々心配です。

 

さて、以前、世の中の多くの企業は、営業で悩んでいるというお話をしましたが、もう一つの視点として、顧客単価が上がらないという悩みがあります。

客単価を上げるためには、当然他の競合商品よりも質の高いもの、有用なものを開発・製造・提供しなければなりません。

こういったものはある意味技術的な問題にはなりますが、その前提としては、開発・製造・提供を開始する側の意識の問題があります。

 

結果的に商品は市場によって値決めされ、費用対効果に合わないようなものは、市場から淘汰されていきます。

このような意味において、値決めというのは売り手側の都合だけで決められるものではありません。

しかし、価格決定の端緒の部分については、当然、売り手側で設定を行うものです。

ここの第一声として、どの程度の価格を提示できるか、ということは売り手側の一存によることになります。

もちろん、詐欺的な意図で不当に高い値段を提示するというのは例外的ですが、正当な価格の範囲というのは実は一様に決まるものではありません。

 

ここで、売り手側が最も大切にしなければならないのは、気位(きぐらい)を高くするということです。

気位が高い、というのは、自己重要感が高く、自尊心を高く持っているという意味です。

これは何も自分のことを鼻にかけろ、という趣旨ではなく、自分のやってる仕事を価値あるものであると自認するということを意味しています。

 

このように気位を高く持つことによって、自らの仕事に対して責任感が生まれます。

責任感を持つと、当然のことながら、できの悪いアウトプットに対しては納得がいかなくなるのであり、必然的に自らの商品を改善しようという意識が働きます。

このような意識を持ち続けることによって、日々の改善が自動的に図られるようになるわけです。

これを続けていけるのであれば、必然的に、商品も改良の一途を辿るわけです。

 

このような思考のプロセスを経るようになると、他との差別化が明らかとなってきて、自らに対する価値も自認できるようになってきます。

それにより、商品が改良され、市場原理として需要が増大するのであり、価格が自然と上昇するものです。

そのようになってくれば、市場における高価格帯の地位を占めることが可能となってきます。

 

このようなプロセスを見てくると、最初に気位をいかに高く持つか、というところが大きな第一歩であるといえます。

顧客単価の低さに悩む企業があるとすれば、この気位の高さというものに再度着目してみてはいかがでしょうか。

1つのヒントとなるかもしれません。

 

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