コラム

【札幌 弁護士コラム】「向こう側の世界」に行くためにの日々の準備とは

人は誰しも「こうなれたらイイナー。」とか「こんなものを持てたらイイナー。」とか、茫漠と理想を持っているものです。

しかし同時に「いや、そうはいっても今を考えると無理だろう。」とか「そんなこと逆立ちしたってできないよ。」といって自己限定をしてしまうものです。

その中でも実際に一部の人はそのような理想を実現してしまうのです。

 

では、なぜそのような理想を実現できる人とできない人がわかれてくるのか。

その大きな理由は自分の理想としている「向こう側の世界」が見えているかどうかにあります。

「向こう側の世界」とは自分が到達できていない世界ではあるものの、誰かは到達している、お手本のようなものがある世界です。

「向こう側の世界」に行くためには、「向こう側の世界」を見ることが必要であり、「向こう側の世界」に臨場感を持つことができなければなりません。

 

しかし、第一段階である「向こう側の世界」を見るということ自体、そう簡単なことではありません。

なぜならば人は安定志向を強く持っており、良いことであっても悪いことであっても現状にとどまろうとする力が圧倒的に強いためです。

そのため、例えばランチを食べに行くにしても普通の人はせいぜい5つから多くても10個くらいの飲食店をぐるぐる回るものであり、あえて電車に乗ってまで遠くのランチを食べに行ったりしないものです。

そのことは人間関係にも妥当するのであり、気が付けばいつも一緒の人と仕事をして、いつも一緒の人と飲みに行って、いつも一緒の人に連絡を取ってしまうものです。

 

このようなある意味で安定的な生活に終始していると「向こう側の世界」というものを見ることはできません。

そこでこの安定的な生活を脱却する必要が生じます。

しかし、安定的な生活というのはある意味ではコストが小さい生活ですので、「向こう側の世界」を見に行くためにはコストを支払わなければなりません。

コストとは金銭であったり、時間であったり、人間関係であったり、それぞれの場面によって違いますが、これが大きな負担に感じてしますことが多くあります。

例えば、札幌在住の人が東京で好きなアーティストのコンサートを見つけても「うわぁ、行きたいけど時間がキツそうだなぁ。」といって、頑張れば行けるにもかかわらず諦めてしまうようなものです。

 

これを乗り越えるためには日々の準備が必要になります。

すなわち、突然「向こう側の世界」を見ることができるようになったときにすぐ決断できるマインドを持つことと、コストを支払っても生活が維持できるだけの余裕を作る準備が必要です。

このような準備が整っている人は「向こう側の世界」を見るチャンスと見ればすぐに実行に移すことができ、その結果「向こう側の世界」を達成してしまうのです。

 

このような構造を知っていれば「向こう側の世界」に行くチャンスを逃すことは少なくなるのではないでしょうか。

 

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