【札幌 弁護士コラム】キツいこと、辛いこと、都合の悪いことに対応する心構えとは
東京に向かう電車内でこの記事を書いております。
先週末から今週火曜日までの出張に続いての状況です。
さて、世の中、生きていればキツいこと、辛いこと、都合の悪いことなどを他人から言われることがあります。
そのようなときにどう対処するかというのは、かなり重要な問題ではないかと思います。
これについて、反論したり、卑屈になったり、無視したり、というのが最も多い対応ではないかと思われます。
確かに理不尽なことを言われたら反論もしたくなりますし、上の人から否定的なことを言われたら自己嫌悪になることもありますし、答えに窮するようなことを言われたら無視してしまいたくなる気持ちもわかります。
しかし、これらはいずれにしても言った相手との関係性が良くなるものとは言えず、関係性が途絶えてしまう方向に進むことになります。
コミュニケーションが袋小路に入ってしまう、と言ってもよいかもしれません。
もちろん、関係が途絶えてしまうようであればそれまで、と考えられるような関係もあります。
しかし、家族であったり、会社の上司であったり、重要な取引先であったりするとそう簡単に関係を途絶えさせることはできません。
このような相手の場合には何かしら、関係性を良くするような対応をしなければなりません。
これができるようになるためには、日ごろからどんな球(言葉)が飛んできても打ち返すような努力をしていなければなりません。
感情に任せてその場その場で考えるのではない、目的的なセオリーを確立しておく必要があります。
そのセオリーが確立してしまえば、キツいこと、辛いこと、都合の悪いことを言われるのは不快なものではなくなり、むしろ有益な場に変えてしまうことができます。
大事なのはどんな言葉を投げかけられようともその状況をチャンスととらえることのできる心構えなのではないでしょうか。