【札幌 弁護士コラム】「無用の用」について改めて考えてみる
(本記事は平成29年2月6日分の未投稿記事です。)
最近我ながら思うのですが、およそ弁護士がやらないようなことをよくやっているなと。
例えば滝行。
例えばビジネスセミナーへの参加。
例えば他の業種との共同事業。
例えば弁護士業務と全く関係のない事業の設立。
そのようなことがたくさんあります。
しかし、このような活動が弁護士業務に役立っていないかというと全く逆です。
滝行はフェイスブック等に写真をアップすると、毎度かなりのリアクションがあります。
初対面でフェイスブック上で友達になった方などは、何もしなければ2、3か月もすればすぐに忘れ去られてしまうのがオチですが、滝行の写真が毎月上がってくるとなると否応なく記憶には残ります。
ビジネスセミナーについては弁護士業もビジネスの一環であることから全く無関係ではないのですが、かといって現状では弁護士がそれほど積極的に入っていくようなものではありません。
しかし、実際に社長さんとお話したりする場合、「こうやったらうまく行くんじゃないですかね。」といったビジネスの話をする弁護士と「今回の消費者法の改正では…。」といった我田引水の話しかしない(できない)弁護士と、どちらが選ばれるのでしょうか。
また他の業種との共同事業によって家族信託案件を掘り起こせていますし、全く関係のない事業を設立するといったときに、協力してもらえる仲間ができるなど、多くの気づきがえられています。
これらはいずれも役に立たなさそうで、実際には役に立っている事柄ばかりです。
このようなものを「無用の用」というのが老子や荘子の考え方です。
現代社会においてはとかくわかりやすさや、即効性が重視されますが、このように一見役に立たなさそうに見えるものに光を当てることで見えてくるものもあるのではないでしょうか。
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