【札幌 弁護士コラム】リスクを考え、バッファを用意する

これから京都に向かいます。

私(荒木)にしては珍しく日弁連のシンポジウムなどに参加して参ります。

 

さて、人生には「上り坂、下り坂、まさか、がある」とよく言われますが、本当に「まさか」ということはよく起こるものです。

それというのも、普通に生きていればリスクを想定することは少なく、今日みたいな明日があり、明日みたいな明後日がある、と考えている人が大半であるからです。

このため、少しでも想定外のことが起こるとすぐに「まさか」ということになってしまいます。

 

ちょうど1年前、北海道は未曽有の大停電を経験し、かくいう私もちょうど1年前は電気のない生活を余儀なくされました。

このような大停電に対する備えというものはほとんどなく、ただただ復旧を待つのみの状況になっていました。

北海道内の多くの人が同じ状況であったことでしょう。

 

これは極端な例に思われるかもしれませんが、ビジネスや人生一般においてもリスクの顕在化は起こるものです。

リスクの程度にもよりますが、一旦顕在化してしまうと取り返しのつかないリスクというもの多々存在するものです。

 

そのようなリスクに対処するためには、予めリスクを想定し、予防策を打ち出すことがまず重要です。

それとともに重要なのがリスクを許容できるだけのバッファを作る意識を持つことです。

 

例えば、病気で仕事を休まなければならなくなったとき、1か月休んでしまうと経済的に破たんしてしまう人と、1年間休んでも生活できる人とでは病気リスクに対する耐性が違うということができます。

同様に、時間の余裕という面でも、突発的なクレーム対応に1時間しか割けない人と丸1日割ける人とではクレームに対する耐性が異なるという評価ができます。

 

リスクはいずれ顕在化するものだ、という意識を持ち、粛々とバッファを作っていける人こそが平穏で安定的なビジネスや人生を実現できるのではないでしょうか。